社会福祉士養成課程

校長
所 久雄(社会福祉法人 京都国際社会福祉協力会理事長)
本学の趣旨
この課程は、社会福祉事業に専門的に従事する有能な社会福祉士、すなわち、真の人間性に根ざした高潔な人格と透徹した科学的精神を持って献身的に社会の要求に応えるものを育成することを目的とする。

 <国家試験受験資格>
この課程を修了した者は、社会福祉国家試験の受験資格を得ることができる。

  1. 社会福祉法人「京都国際社会福祉協力会」の出発は1970年(昭和45年)9月、スイス東アジアミッションを中心にチューリッヒから福祉関係者が来日し、京都市に福祉の交流事業を申し入れたことに始まる。1973年(昭和48年)2月27日、社会福祉人材の育成・研修、海外経験交流、福祉インフォメーション、相談療育等サービスを中心とする法人として、厚生大臣(当時)認可を得た。同時に知的障害者授産施設「京都市のぞみ学園」を京都市より受託。事業拠点としての「京都国際社会福祉センター」も完成し、活動を開始した。
  2. 1973年よりソーシャルワーク訓練課程がはじまり、これまで対人援助専門職の養成に関連するさまざまな事業を実施してきた。
  3. 1989年1月厚生省(当時)より社会福祉士一般養成施設の認可を得る。
KISWEC  KISWEC

本学の特色
  1. 本学は、ヒューマンサービスの根源をキリスト教精神に求め、己自身を愛するように他者も愛する、実践的且つ専門的知識、技術、態度の育成をめざす。
  2. 本学は、国内のみならず、諸外国の知識・技術を積極的にとり入れ、国際的に通用する人材を養成する。
  3. 本学は、現任者を含む社会人の便宜も考え、夜間課程とする。
  4. 本学は、多様な学生を広く求め、豊かな体験交流を作り出すことを促す。

入学資格
  1. 4年制大学卒業者。
  2. 3年制短期大学等の卒業者で相談援助業務に従事した経験が1年以上ある者。
  3. 2年制短期大学等の卒業者で相談援助業務に従事した経験が2年以上ある者。
  4. 相談援助業務に従事した経験が4年以上ある者。
 「相談援助業務に従事した経験」とは、厚生労働大臣による指定施設において
   指定された職種に従事した場合にのみ認められるものです。
※ 不明な場合は当センターまでお問い合わせ下さい。

修学期間
 夜間2年間の通学制
           (毎年4月上旬開講。なお、詳細は別カリキュラムを参照して下さい。)

定員
 1学年 40名


本学の設備

 講義用教室
 演習室
 図書室
 各種教育用機器
 休憩スペース
 駐車スペース(※約40台分)
KISWEC


カリキュラム
講師
科   目 時間数
人・社会・生活と福祉の理解に関する
知識と方法


1.人体の構造と希望及び疾病

2.心理学理論と心理的支援

3.社会理論と社会システム

4.現代社会と福祉

5.社会調査の基礎

総合的かつ包括的な相談援助の理念と
方法に関する知識と技術
             
6.相談援助の基盤と専門職

7.相談援助の理論と方法

地域福祉の基盤整備と開発に関する
知識と技術

             
8.地域福祉の理論と方法

9.福祉行財政と福祉計画

10.福祉サービスの組織と経営

サービスに関する知識
             
11.社会保障

12.高齢者に対する支援と介護保険制度

13.障害者に対する支援と障害者自立支援制度

14.児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度

15.低所得者に対する支援と生活保護制度

16.保健医療サービス
             
17.就労支援サービス

18.権利擁護と成年後見制度

19.更生保護制度

実習・演習

20.相談援助演習
             
21.相談援助実習指導
             
22.相談援助実習


(180)

30

30

30

60

30


(180)

 60

120


(120)

60

30

30

(300)

60

60


30


30

30

30

15

30

15

(420)

150

90

180
合  計
1,200

 
 安藤和彦 (京都文教短期大学教授)

 中川卓雄 (元京都府保健所長)

 松下 裕 (元神戸学院大学教授)

 中川健太朗 (花園大学名誉教授)

 加藤博史 (龍谷大学短期大学部教授)

 牧村順一 (同朋大学准教授)

 谷口明広 (愛知淑徳大学教授)

 宮路 博 (京都福祉サービス協会)

 所めぐみ (佛教大学准教授)

 荻原卓司 (オギ法律事務所)

 川島ゆり子 (花園大学専任講師)

 高木 進 (みぶ身体障害者福祉会館)

 藪木佳子 (京都のぞみ学園)

 立田瑞穂 (京都のぞみ学園)

 高橋正夫 (京都国際社会福祉センター)

 所 久雄 (京都国際社会福祉センター)

 千葉晃央 (京都国際社会福祉センター)

 大谷多加志 (京都国際社会福祉センター)

                       ほか




実習施設 大照学園 (知的障害児入所施設)

平安養育院 (児童養護施設)

和敬学園 (児童養護施設)

京都市醍醐和光寮 (知的障害者援護施設)

京都のぞみ学園 (知的障害者授産施設)

京都市みぶ学園 (知的障害者授産施設)

京都市内福祉事務所

京都市身体障害リハビリテーションセンター
 (身体障害者更生相談所)

京都市児童福祉センター(京都市児童相談所)

京都市青葉寮(情緒障害児短期治療施設)

京都府宇治児童相談所

その他


応募要項
 詳細は こちら をご覧下さい。時間割等はこちら をご覧下さい。
 
〜 社会福祉士養成課程に関するQ & A 〜


Q.「社会福祉士」とはどういう資格ですか?

A. 社会福祉士は「社会福祉士及び介護福祉士法」に定められた社会福祉専門職に与えられる国家資格で、「専門 的知識及び技術をもって、身体上あるいは精神上の障害があること又は環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うことを業とする者」とされています。


 また、この資格はいわゆる「名称独占(注)」であって「業務独占(注)」資格ではありませんが、社会福祉専門職の最も基本的な資格であり、専門職としての必要最低限の学習経験があることを示すものとなっています。現在、この資格の取得者が増加し、社会福祉施設等の採用基準となりつつあります。
 なお、当養成課程を卒業して国家試験の受験資格を取得し、国家試験に合格されると「社会福祉士」資格を取得することができます。

(注)「業務独占」とは、国家資格において有資格者が定められた業務について独占することができる法的規制のことで、医師や弁護士がその代表として挙げられます。それに対し「名称独占」とは、登録による有資格者だけがその名称を使用することができるという法的規制のことで、社会福祉士の資格がなければ、社会福祉関係の業務に携わることはできないということにはなっていません。


Q.「社会福祉士」の資格ができたのはいつですか?

A. 社会福祉士は1987年の「社会福祉士及び介護福祉士法」の成立によってできた国家資格です。当養成課程は、1989年に厚生省(当時)より「社会福祉士一般養成施設」の認可を受けた最初の4校のうちの1校であり、これまで多くの卒業生を輩出しており、その多くは社会福祉関連の様々な分野で活躍しています。


Q.どのような方が受講しているのですか?

A. 年齢層は20代から60代までと幅広く、初めて社会福祉を学ぶ方から、既に社会福祉関係機関・施設で働いている現任者まで様々な方が受講しています。


Q.学費に関する補助制度はありますか?

A.当養成課程独自の奨学金等は設けておりません。また、授業料に関しては、原則として1年目・2年目の授業料等を各々2回に分けて納入して頂きますが、当該年度内であれば、さらに分割をして納入して頂くことも可能です(例:月々4万円の分割納入…等)
  なお、当養成課程は「教育訓練給付金制度」の講座認定を受けていますので、一定の要件に該当する方には、当養成課程の修了後に1年目の授業料等の一部が教育訓練給付金として支給されます。詳しくは中央職業能力開発協会、またはお住まいの近くのハローワークにお問合わせ下さい。
  また、「介護福祉士等修学資金制度(貸与)」も対象となります。詳しくは当センター、またはお住まいの都道府県の社会福祉協議会までお問い合わせ下さい。

Q.働きながら実習に行くことは可能ですか?

A. 可能です。現場実習では、児童養護施設や障害者施設などの社会福祉施設、福祉事務所や児童相談所などの社会福祉行政機関にて、講義を受けたり、関係諸機関・施設に見学に行ったり、実際の支援を経験したりします。実習時間は、原則として、1年次と2年次に各2週間(90時間)、計4週間(180時間)となります。実習配属先は、厚生労働大臣の承認を受けた施設(指定実習施設)になります。

  なお、仕事等の都合により2週間連続での実習が無理な方については、土・日・祝日を中心に実習をすることも可能です。



Q.卒業後の進路は?

A. 卒業生の多くは、以下のような幅広い分野で活躍しています。

     ・老人福祉関係施設(特別養護老人ホーム、老人保健施設、介護サービス事業関係・・・)

     ・障害者福祉関係施設(授産施設、障害者地域生活支援センター、グループホーム・・・)

     ・児童福祉施設(児童養護施設・・・)

     ・医療機関(病院)

     ・行政機関(福祉事務所、児童相談所・・・)

     ・社会福祉協議会・・・等


Q.福祉系の学部を卒業していないのですが、入学資格はありますか?

A. 4年制の大学を卒業していれば、学部は問いません。


Q.車での通学は可能ですか?

A. 当センターには、約40台の駐車スペースがありますので、お車での通学も可能です。


〜在学生の声〜

●社会福祉士養成課程 19期生 2年 稲田秀明さん

社会福祉士養成課程の第19期として、お世話になったのはこの4月からで、まだ5ヶ月しか経っていませんが、ずいぶん沢山のことを学ばせていただき、気分だけは、社会福祉の世界の人間になっています。講義や演習だけでも概ね週12時間費やしているのだから当然なのですが、この調子で合計2年間頑張れば難関の社会福祉士試験も突破できそうな気がいくらかしてきました。
 実は、昨年度に仕事の合間を縫ってテキストを読んだのですが、とても苦しかった!正直言って内容はさっぱり面白くないし、大事なところも憶えられないのです。こんなことでは自分には通信課程で合格は無理!必ず挫折するに違いない!と思い、時間のやり繰りが厳しいのにも関わらず、敢えて通学課程を選んだのです。
結果、正解だったと思います。何より、机を並べて共に学ぶ仲間がいて、先生方のお話しを伺い、ロールプレイなど演習もたっぷりで楽しい。共に学ぶ仲間がいることは人間関係を築くことができて「幸せ」ということも大きいのですが、お互いの勉学の進め方や進行具合等の情報交換ができることが自分の勉学意欲を高めるうえで極めて有効なのです。先生は科目ごとに違いますので、その個性の違いが面白い。先生それぞれの進め方で、質問や意見もOK、自由な雰囲気で気分良く学んでいます。
自分のこれからですが、日々勉強を積み重ね、再来年冬の社会福祉士国家試験には首尾よく合格するつもりです。その後の進路ですが、一つは、これから全国的に取り組まれていくと思われる住民と行政の協働による地域福祉の取り組みにかかるコーディネーター(コミュニティソーシャルワーカー)のひとりとして社会的意義の大きい役割を果たしていきたいと考えています。もう一つは、独立型社会福祉士事務所を開設して、成年後見の受任など具体的な人びとの幸せに貢献していきます。

●社会福祉士養成課程 19期生 2年 多田明宏さん

少人数制の顔の見える通学課程だったので、入学を決意しました。また、講師陣に福祉専門職のベテランの方、福祉現場での経験が豊富な方、そして大学・短大等の教育機関で教鞭をとっている方から社会福祉学を広く深く学ぶことができるのが決定打でした。社会福祉士養成課程は全国に数多くあります。私のように社会人で学ぼうと思うと選択肢は少し限られてしまいます。通学制は講師の顔が見え、学生の声が届きます。勉学に励むのに適した環境だと思います。また、目標を同じくする他の学生との交流や、演習形式の講義での学びの場においても、よい刺激を受けています。
何よりも資格取得への長い道のりを歩む上で、学習意欲やモチベーションを維持していくことができる環境であることが最大のメリットですね。事務局の方が福 祉の最新情報や試験情報などを発信してくださり、とても役に立っています。そして時には些細な相談にも丁寧に乗っていただいています。講義に関することはもちろん、それ以外のことに関しても、質問しやすい環境が整っています。
 対人援助職のプロになることが将来の夢です。2年間の社会福祉士養成課程を無事卒業し、社会福祉士資格を取得することがまず第一の目標です。その先は、更なるスキルアップが必要だと思います。その基礎を丁寧に築いていきたいと思います。


〜 卒業生の声 〜

「社会福祉に興味を持ちながらも全くの無知だった私でしたが、皆様のご指導により、この度ようやく福祉職のスタートラインに立てたような気がします。今後、自分なりの福祉を構築していく中で、最初に京都国際社会福祉センターで学べたことが自分自身にとって財産になると確信しています。」


「無事国家試験に合格でき、改めてセンターでお世話になった先生方に感謝致します。併せて4月より老人保健施設の相談員に就職が決まりました。経験もなく、全くゼロからのスタートになりますが、センターで学んだことを生かし、また自己研鑽しながら精一杯頑張りたいと思います。研修等にも積極的に参加したいと思っています。」


「2年間本当にありがとうございました。途中で挫折することなく通い続けられたことに加え、試験に合格できたこと、大変嬉しく思っております。センターの皆様、仲間達、先生方に感 謝しております。ありがとうございました。」


   (※一部抜粋しています。)


   ◎当養成課程についてのご質問がございましたら、お気軽にお問合わせ下さい。また、見学
     も随時受け付けておりますので、ご希望の方はお問合わせ下さい。
                                                    △ このページのトップへ

研修課程のごあんない

当センターでは、みなさまの必要性やご希望、経験に応じた、様々な研修を企画しております。研修課程一覧ございますので、講座選択のご参考にして下さい。

研修についてのご質問・ご相談は

研修の選択や受講については、当センターのスタッフがご相談に応じます。お気軽にお問合せ下さい。

KISWECメンバ−シップへのお誘い

KISWECでは皆様のご協力とご支援に感謝し、メンバーシップ制度を設けております。詳しくはこちらをご覧下さい。